当社の製品は、高品質の産業機械関連企業や自動車産業関連企業の部品加工を主としているため、製品の品質は最も重要な事です。
当社では、更に製品品質を向上させるため、ローラーの研磨工程における『品質の作りこみ』能力向上のための新たな設備を導入しました。精密研磨加工と同時にレーザー検査測定を行い、必要に応じて加工条件を自動調整する外径研磨機は、熟練工による段取りと、製品加工は訓練された作業者が行うことで、常に安定した高品質の製品を維持しております。
アウターリング製造工程においては、搬送用ロボット、高性能切削盤ワーク、自動供給装置を備えたCNC自動切削盤、これらを導入し、ワーク装着時の位置決めを自動化、加工精度を確実なものとしました。本設備導入により自動加工が可能となり、作業者の身体的負担が軽減され、生産性の向上と品質の安定化を実現しました。
品質マネジメントシステム
当社は「JIS Q9001(ISO9001：2015)」の認証を取得しています。
製品やサービスの品質向上を確立するために、独自のプロセスを構築し運用するとともに全員の力で強力なものにしました。
今後も引き続き、顧客満足度向上を目指し日々改善に取り組み、お客様の事業発展に貢献してまいります。
品質検査機1
表面粗さ・輪郭形状測定機東京精密製SURFCOM NEX
一回の測定で、表面粗さと輪郭形状の評価解析からプリントまで可能なタイプ
品質検査機2
真円度測定機 東京精密製RONDCOM NEX
芯、水平出し自動調整で真円度と円筒度、直角度の評価解析からプリントまで可能なタイプ
φ3㎜～φ125㎜までの測定が可能
品質検査機3
アウターリング画像検査機キーエンス製IM-7000
内外径の合否判定を同時に行う
品質検査機4
画像検査機 杭州深度視覚科技製 画像深度外観測定機
外径、端面傷、錆、ひび割れ、コーナーＲの有無等のNG検出が可能なタイプ
小集団活動
「事業の特徴は全て品質(Q＝Quality)、コスト(C＝Cost)、納期(D＝ Delivery)そして顧客信頼性(S＝Service)を重点に展開する」という課題の取り組みを三協精工では独自の小集団活動を展開しております。
弊社は主に、軸受(ベアリング)用ローラー、産業機械の減速機用部品を生産しており、加工精度はサブミクロンの水準が要求されているため、その課題提案活動時間も確保し、年間2回生産工程グループごとに報告会を行い一人ひとりの仕事に向き合う協調性を高めております。
顧客への更なる製品の信頼性向上を目指し、常に努力を続けています。
